わきが(ワキガ)とはわきが(ワキガ)は
臭汗症とも腋臭症(えきしゅうしょう)ともいいます。 ですがワキガ特有のニオイは自分では気付かなくても 他人に不快な思いをさせているのではと気になるものです。 ワキガのニオイが少ない人やあまりない人でも 神経質になって自分はワキガ体質なのではと 思いつめることもあります。 ワキガのような体から発せられるニオイは 対人関係における悩みの種ですね。 外気温が上がってくると汗をかきやすくなるもの。 |
わきが(ワキガ)の原因わきがが発生する原因ははっきりとは確定していません。 ですが手術によって腋の下のアポクリン汗腺を除去すればわきがを抑える効果があることから、 アポクリン汗腺から出る分泌液がワキガの主原因と考えられます。 腋の下の皮下組織には汗を出すためのアポクリン汗腺とエクリン汗腺が存在します。 アポクリン汗腺は腋の下の他、乳輪部、陰部、耳の中などに分布し、 汗の成分には脂質、鉄分、尿素、色素、タンパク質、糖類などが含まれ、 やや黄色がかった粘り気のある液体です。 この汗の成分が皮膚表面に存在する常在菌によって分解された時に わきが独特のニオイを放つともいわれます。 エクリン汗腺は口唇、性器などを除いたほぼ全身に分布し、 特に腋の下と手足のひらに多くあります。 汗の成分のほとんどが水分で僅かな塩分を含み比較的さらっとした汗です。 この汗を放出することによって体温の調節を図っています。 このエクリン汗腺から大量の汗が出ることによって
アポクリン汗腺からの分泌液と交じり合い |
わきが(ワキガ)になりやすい体質人種的な差が大きいのが特徴です。 黒人ではほぼ100%、白人で80%、これに対し黄色人種はワキガの比率が概ね低く、 日本人では10〜15%、中国人はさらに低いといわれています。 ワキガの比率の多い欧米諸国ではワキガに対しては比較的無頓着ですが
日本では少数派の悲哀をあじわっているわけです。 ワキガは遺伝的影響を受けやすいといわれます。 両親がワキガの場合約75%の確率で遺伝するといわれ、 片親がワキガの場合でも約50%の確率といわれます。 わきがの誘発原因とされるアポクリン汗腺の数が優勢遺伝によって受け継がれるためと推測されます。 耳の中の外耳道にもアポクリン汗腺があり、 このアポクリン汗腺の分泌が活発だと耳垢が湿りがちになります。 わきがもアポクリン汗腺が影響するため耳垢が湿っている人はワキガになりやすいと思われます。 アポクリン汗腺から出る分泌液の中には、脂肪、鉄分、タンパク質、色素などを含むため、 衣服の腋(ワキ)の下に黄色い汗じみができやすい人もワキガ体質の可能性があります。 ワキガは思春期の頃から発生し始めることと、 また性的興奮でワキガの主原因といわれるアポクリン汗が促されることから、 性フェロモンとの関係を指摘する声もあります。 |
わきが(ワキガ)対策わきがの臭いを抑える対策には次ぎのような方法があります。 ワキガを促す発汗を抑えるために、水分を控えることを推奨する向きがありますが、 逆に別の病気の誘発原因になりますので、どうかと思います。 ワキガに悩む人には肥満気味の人が多いとも言われます。 そのような方が水分の補給を減らせば循環器系の深刻な病気を起こす可能性もあります。 ・腋毛の処理・・・腋毛が多いと雑菌が繁殖しやすくなり汗と交じり合って嫌な臭いの原因になります。
ただ男性には難しいことかもしれません。 ・わきが(ワキガ)手術と治療 |